ーソルフェージュで耳を養うー【大泉学園駅石神井台と富士見台駅上鷺宮のピアノ教室】

 

レッスンを40分~にしている理由が大きく2つあります。

 

・レッスンの中で、復習・予習がきちんとできるように。

・ピアノを弾くだけでなく、ソルフェージュも取り入れて、総合的な音楽力(歌や・音の聞き取り聴音・リズム感を養う)を身につける。

 

私は、ピアノを弾く上で、2つ目のソルフェージュで総合的な音楽力を養う、ことが特に大切だと思っています。これが、30分では足りない、40分レッスンにしている、大きな理由の1つです。

 

 

ピアノって弾いているのを見ると、簡単そうに見えますが、実は色んな動作を同時に、しかも瞬間的に行っているんです。

 

1.目を使って、楽譜を見る。

2.頭で音と、リズムを理解する。

3.指を動かせる。

4.耳で自分の出した音・リズムを確認する。

1.ここからまた上4つの循環が始まり、目を使って楽譜を見る~4.までが繰り返されます。

 

 

この4つの要素のどれか1つでも滞っていたら、すらすらと楽譜を見ながら弾くことが難しくなります。

 

もうちょっと噛み砕いて考えると・・・

 

1番と2番の「目を使って楽譜を見る」「頭で音と、リズムを理解する」

 

がスムーズにできるには、反射的に音符やリズムが理解できていること。が求められるし、

 

3番「指を動かせる」

 

がスムーズにできるには、頭で理解した音符とリズムを実際の運動に置き換えること、指が鍵盤のポジションを分かっていること。が求められるし、

 

4番「耳で自分の出した音を確認する」

 

がスムーズにできるためには、いちいち鍵盤を見なくても、いま出してる音が何の音なのか、耳で分かっていること。が求められます。

 

ピアノを弾くだけのレッスンだと、4.耳で自分の出した音・リズムを確認する。

が何となくおざなりになってしまいがちで、自分の出した音・リズムが耳で聴けてない、ということがよくあります。

 

そうすると、上の4つの循環が上手く行かないんです。

 

そこで。

 

「4.耳で自分の出した音・リズムを確認する」

 

をスムーズにできるために、ソルフェージュが必要だと思うのです。

 

ソルフェージュをやると、

4.耳で自分の出した音・リズムを確認するだけでなく、

 

1.目を使って、楽譜を見る。

 

2.頭で音と、リズムを理解する。

 

も鍛えられるので、ピアノ演奏にとっては、本当に大切。

 

 

 

特に、耳は子供の頃に大きく発達するらしいので、ソルフェージュを始めるのは幼いければ幼いほど、良いですよね。

 

 

また、成長とともに、弾く曲の難易度が上がって、音やリズムが複雑になって、和音が出て来たりしたときにも、ソルフェージュで耳やリズム感が鍛えられていると、行き詰まることが少ないと思います。

 

加えて、コンクールや音高音大受験を受けるようなレベルの生徒さんにも、ソルフェージュは是非必要だと思います。(音高音大受験には、当然の受験科目ですが)

自分が出した音を、自分の耳で(音の高さやリズムは勿論のこと、微細な音色・表情の変化まで)聴き取って、自分の出したい音なのか、リズムなのか、判断できることが、自分で練習する上で、必須条件だからです。

 

ピアノを弾くこと=耳を養うこと

 

といっても過言ではないと思います♪