「ピアノの歴史」小倉喜久子著
を読みました。
改めて、
鍵盤楽器の歴史について
知識を深められたことは
とても良かったです。
著者の小倉さんは、
ピアニストとして活動する一方、
鍵盤楽器全般の
歴史について
研究されている方で、
この本には、小倉さん自身が
様々な時代の楽器で
演奏を収録した CD が入っています。
ピアノ製作者と作曲家の関係 作曲家の作品と当時使われていたピアノの関係 を知っていくことは その作品を 解釈する上でとても 有益です。
例えば 、
エラールというピアノメーカーと
ベートーベン 。
プレイエルというピアノのメーカーと
ショパン。
ベーゼンドルファーというピアノメーカーと
ブラームス。
の関係は有名です。
ピアノと一言で言っても
メーカーによって音色は異なり
その特徴を聴くことによって
その作曲家の作品を
どのように表現するか ?を考える
手がかりとなります。
本に付録のCDで
実際に色々なピアノの音色を聴くのが
楽しみです。