音を響かせる。




自分が出している音が

美しく鳴り響いているか。


ピアノは、

指で鍵盤を押せば

簡単に音が鳴る楽器なので、 

ピアノの弦がきちんと響いているか、

どのようにしたらピアノの音が

美しく響いてくれるのか、

分からない生徒さんが

以外と多いです。


なんとなく音はするけれど

きちんと弦が振動して鳴り響いていない、 

あるいは 

音はしっかり響いているけれど、

指で押さえつけすぎて 

音が硬く、 響きが広がっていかない…。


そういう生徒さんには

まずピアノの音が鳴る仕組みを説明して

タッチの仕方 

音の聴き方を

伝えます。



良いタッチ、音の聴き方を

意識しながら

弾いてみることで 

音がちゃんと響いているか、

響いていないか 

その違いがわかるようにしていきます。


タッチの仕方は

体の感覚に関わることですし 

音の聴き方も

耳の美的感覚が鋭敏にならなければ 

その違いを聴き分けることは難しく

時間をかけて

少しずつ習得していく類のものです。



一朝一夕でできるようになること

ではありませんが 

タッチの仕方や

耳の感覚を育てることは 

ピアノ演奏の基礎の基礎なので 

これが身につけば

どんな曲を弾いても 

必ず聴き映えのする演奏ができます。



この二つはレッスンをするときに

大切にしていきたい要素です。